
建築家・竹内誠一郎さん 見学会に参加して
(京都建築士会 青年部)
先日、京都建築士会青年部の活動として、
建築家・竹内誠一郎さんの建築見学会に参加してきました。
先ずは、伏見区観月橋にある、「月見館」へ 空間のスケール感・素材の使い方・光の入り方を実際に体感できる、非常に学びの多い時間でした。ひとつひとつに竹内さんの選ばれた家具や、各お部屋の「意味」、「拘り」を真横で解説をしてくださりました。
月見館の横を流れる宇治川。
外観の説明を受けながら陽が差し込む観月橋を見る。
観月橋の名前の由来にもなった
豊臣秀吉の月見の話がふと頭に浮かびました。
この地は、かつて秀吉が伏見城から月を愛で、
景色や空気、時間の流れそのものを楽しんだ場所。
「建築」や「空間」を、
単なる建物ではなく体験として捉えていたことが感じられます。
竹内誠一郎さんの建築もまた、
形や意匠だけでなく、
その場所でどう感じ、どう過ごすかまで
丁寧に設計されている点が印象的でした。
何百年も前の秀吉の感性と、
現代の建築家の思想が、
この伏見という土地で静かにつながったような、
そんな感覚を覚えた瞬間でした………
このような貴重な機会を企画していただいた
京都建築士会青年部の皆さま、
そして竹内誠一郎さんに、心より感謝いたします。







