(一社)京都府建築士会青年部会50周年記念事業
ケンチクはタノシイ!
2025,3.1
京都府建築士会さんが主催された講演会に参加させていただきました。
僕自身はじめてのセミナー参加、社長にお声掛けいただき行って参りました。
第一線でご活躍された香山先生のお生まれからのヒストリー
この時点で配られた先生が書かれたメモ書きのような「年表」
これがもう好き。こういうプロの方のサッと書いた(適当なこと言ってすみません)物にキュンとなる。

約2時間程の講演はあっという間に過ぎる。
メモを取りながら聞き入った。 建築やそのものについてド素人な自分にも、普段は先生の❛つくる❜という仕事の場とは違う仕事場にいる自分にも、言葉のひとつひとつが自分の心に入っていった。正直行くまでの想像していた自分と、終わったあとの自分は違った。とてもいい話(ドキュメンタリー映画)を見させていただいた感覚。
特に序盤から出てきた、香山先生がインターネットもない時代にお勉強やインスピレーションをお受けになられた日本古来の建築、古書物、海外の建築書物。
これらがどれも僕の脳に気持ちのいい何か刺激をくれた。
すごい。すべて手で書いた設計図や完成図。
どれもドタイプ。



圧倒されながら見入った。
どれも先生には大変失礼だが、良い意味で変態的な建築士の想い。素晴らしかったです。
講演の終盤、先生の功績を2時間ぽっちで話すことじたい無理すぎるのだが、先生がまとまりきらない話を時間だからとまとめに入る。
最後の言葉、香山先生にとって建築とは
人それぞれに型や癖がある。それは大切にしていった方がいい。
ただそれを振りかざすモノではない、個性と呼べばそれだが、個性を出さないと現代社会では名声を得られない。
それはそうなのだが、少なくとも建築はそういったモノではない。
個性を出すためにある建築ではない。
コルビュジェのマネをしてもできない。
お金も物もすべてあげるからでも、いいものはつくれない。
制約の中で作り出すもの、その中で出るもの、それが建築の素晴らしいモノ。
それが芸術の中で、音楽でもない、絵描きでもない。建築と考える。




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